1976年カザフスタン生まれ。2000年、カザフスタン国立芸術大学脚本科卒業。数本の短編映画を監督した後、2011年に佐野伸寿と共同監督した『春、一番最初に降る雨』(日・カザフス共同製作)で監督デビュー。カザフスタンで開催されたユーラシア映画祭で最優秀作品賞、アルメニアで開催されたゴールデン・アプリコット映画祭で国際批評家連盟賞を受賞。同作品は東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門に選ばれ、また限定的ではあるが大阪で劇場公開された。2015年、初の単独監督作品である『Walnut Tree(クルミの樹)』を監督。同作品は韓国・釜山映画祭で最優秀作品賞を受賞した。2017年Kazakh National «TULPAR» awardsでは作品賞、監督賞を受賞。
第24回釜山国際映画祭オープニング作品決定への喜びのコメント
あらゆる文化が交差する、ユーラシア大陸のへそ。
そんなカザフスタンに横たわる力強い大地に、
東アジアの端からささやかな風が吹き抜けるようにこの作品に携わっていた気がします。
才能溢れ、気さくで温かいスタッフ、キャストのみなさんと
同じ時間を過ごせたことは僕の財産になりました。
釜山映画祭であの空気感を観客のみなさまに体感していただけることを、
心より嬉しく思います。